また中学生が先生に叱責されて自殺したらしいですね。
ここんとこ、毎日のように小中学生が自殺していきますよね。
でも、小中学生たちにわかってもらいたいのは、世界は広いので、たかだか10年やそこら、この世界を見ただけでこの世を判断するのはもったいないよ、という事です。
公立の小中学校はたまたまその地区にいた子供たちが集められていますが、高校、大学と進むにつれ、徐々に自分と同じ境遇や考え方の人間が増えて来ますので、いつか絶対に気の合う友達が現れます。
また、大人になってからは、自由に自分の居場所や職業を選べるようになります。
僕は県職員という大組織と独立した自営業者の両方を経験しましたが、これが同じ日本なのかと思うくらい雰囲気が違います。
県職員はみんなと歩調さえ合わせていれば受け入れてもらえます。
言い方は悪いですが、集団で仕事をしなければならない組織なので、どんなに優秀な人でも自分のダメアピールをするのが普通でした。偉い人ほど飲み会の席では、「俺はみんなに支えてもらわんと何もできんでなぁ、」というような事を言っていました。
集団でいるのが苦にならない人は、公務員とかになると気の合う仲間ができるかもしれません。
反対に、独立した自営業者は個人の戦いなので、自分がいかに優秀かをアピールするのが普通です。「私は何もできないので・・・」などと言っていては仕事が来ません。
僕は転職した当初、司法書士の飲み会の席で、県庁時代の癖で自分のダメアピールをしていたら、周囲の人達に(こいつはバカか?)というような目で見られてしまいました。
自己主張が強い人は士業などが向いているかと思います。
いずれにせよ、世の中、いろんな生きる場所があるので、小中学生のうちに人生に絶望してしまうのはまだ早いと思います。
たとえ先生に叱責されたとしても、後から振り返れば、大したことではありません。
少しだけ先生に合わせることを覚えて3年間を乗り切りましょう。
僕も中学校に上がった最初の期末テストで、美術の試験があったのですが、美術は高校受験の科目にないので勉強する必要はないと思い、全く勉強せずに行って、白紙で提出したら、先生にものすごく怒られました。
そのテストはほとんどの問題が三択で、適当に選んで埋めておけば30点くらいは取れるように配慮されていたのですが、僕は勉強もしてないのに点数を欲しがるのもおかしな話だと思い、潔く名前だけ書いて白紙で出したのが先生の逆鱗に触れたようです。
先生は次の美術の授業時間1時間丸ごと使ってみんなの前で僕一人を叱責したのです。
しょうがないので、2学期の期末テストではしっかり美術も勉強したら、今度は96点取って学年トップでした。
その次の美術の授業で、今度は先生は僕のことを延々と褒めてくれました。
学年トップを取ったから言わせてもらいますが、やっぱり画家の名前を暗記したところで、その後の人生にさほど役に立ったとは思えません。
しかし、先生と円満な関係を築くには、ある程度自分の意見は抑えて、合わせていった方が良かったです。
先生や友達関係も含めて学校は勉強の場なので、頭を使って自分なりのサバイバル術を身につけて下さい。